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津波被害受けたカキ養殖施設の復旧作業 カキ自体に被害なし【岩手・大船渡市】

 7月30日のカムチャツカ半島付近の地震に伴い、40センチの津波を観測した岩手県大船渡市では、被害を受けたカキの養殖施設の復旧作業が行われました。

 大船渡市末崎町の北浜カキ組合では、午前5時から漁船3隻が沖に出て、津波により被害が出ているはえ縄式のカキ養殖施設で作業にあたりました。

 津波によって、養殖施設が動いたことでカキ同士がぶつかって落下するのを防ごうと、海底に固定するアンカーブロックを船で元の位置に戻した他、ロープが引っ張られたり緩んでいる箇所を補修しました。

 (大船渡市漁協北浜カキ組合 近藤秀昭組合長)

 「いやーこんなことには慣れたくないが困ったもんだ。2日で(復旧作業は)終わり。安心というか疲れしか残らないです。」

 組合によりますと、今回の津波で養殖施設のうち7台で位置が動いたり影響がありましたが、カキの落下などの被害はこれまでのところなかったということです。