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釜石艦砲射撃から80年 戦没者追悼式【岩手・釜石市】
太平洋戦争末期に2度の艦砲射撃を受けた岩手県釜石市で、戦没者の霊を慰める追悼式が行われました。
9日行われた式には遺族や関係者などおよそ120人が参列し、先の大戦の犠牲者に向け、黙とうが捧げられました。
釜石市は軍需工場だった釜石製鉄所が標的となり、終戦の年の7月14日と8月9日に艦砲射撃を受けました。
街は焼かれ、あわせて780人以上が死亡しました。
追悼式は2回目の砲撃にあわせ、毎年行われています。
市内の読み聞かせグループ「颯2000(かぜにせん)」の佐久間良子さんは戦争体験者和田乙子さんが残した手記を朗読しました。
この後、参列者は献花台へ花を手向け、鎮魂と平和への祈りを捧げていました。