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「備蓄米売り切れない!」米穀店が悲鳴【岩手】
価格が高騰する中、救世主として現れた政府の備蓄米。出荷や配送の遅れで当初の計画通りに販売できず、米穀店は困っています。
店頭に並べられていたのは、随意契約の備蓄米です。この店では、最低購入量だった10トンを仕入れました。
倉庫を見せてもらうと・・。米穀店の専務・佐々木さんは、倉庫ぎっしりの備蓄米に頭を悩ませていました。というのも、政府が備蓄米の販売期限としているのは、「今月末」までです。しかし、実際、備蓄米が届いたのは申請してから2カ月後の先月25日のことでした。契約時に国に提出した販売計画でも、先月までに7トンを販売すると記載していましたが。
備蓄米をめぐっては、盛岡市に本社を置くスーパー「ベルジョイス」が期限内での販売が見込めないとして申し込んだ500トンのうち今後入荷予定の300トンをキャンセルしたということです。
佐々木さんのもとにも今後の備蓄米の販売について、農水省から具体的な案内はまだないといいます。