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幻の清涼飲料「小岩井アルペン」試飲販売【岩手・雫石町】

発売からおよそ100年の時を経て復活です。雫石町の小岩井農場で大正時代に生まれた幻の商品が期間限定で販売されています。

お盆休みで賑わう小岩井農場でひときわ目立つ行列。子どもから大人まで続々と手にとって飲んでいるのが「小岩井アルペン」です。

1926年の8月14日に発売された商品で、期間限定での販売再開に合わせて試飲イベントが開かれました。牛乳を思わせるような見た目ですがそのお味は…

小岩井アルペンはバターを作る過程で生まれるバターミルクに酸味などを足して濃厚かつ爽やかな味わいに仕上げた清涼飲料水です。しかし、この味を作るには苦労がありました。小岩井アルペンは具体的にいつまで販売されていたのかは不明で、レシピも残っていないことから社員の間でも「幻の商品」と呼ばれていました。こうした中、発売当時の社内報に書かれていた商品の特徴を頼りに試作を続け、会社のOBに飲んでもらうなどして味の再現に努めました。

小岩井アルペンは9月末まで小岩井農場まきば園のみで販売されていて、試飲イベントは17日まで行われています。