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終戦の日 街頭で赤紙チラシ配り【岩手・盛岡市】

15日は80回目の終戦の日です。1945年8月15日正午、昭和天皇はラジオを通じて国民に戦争が終結したことを告げました。

戦争を知る世代が少なくなる中、当時のことを忘れまいと盛岡市で街頭活動が行われました。

盛岡市の大通商店街では、県母親大会連絡会が道行く人に「赤紙」を配りました。「赤紙」は、旧日本軍の召集令状です。届いた人は否応なしに戦地へと送られました。配られたのは、三重県に住む男性に実際に届いた赤紙を複製したものです。

15日はこの赤紙配布とともに核廃絶に向けた署名活動も行われました。現在18歳だという男性は、弟とともに署名をしました。

日中戦争と太平洋戦争で、軍人と民間人、合わせておよそ310万人の日本人が亡くなりました。戦没者遺族の高齢化も進み、戦争の記憶をどう継承していくかが課題となっています。