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令和の米騒動 酒米高騰 2年で約2倍の価格に 県酒造組合が県に要望【岩手・盛岡市】
令和の米騒動が日本酒造りにも影響を及ぼしています。酒米の高騰を受け、岩手県酒造組合が達増知事に支援を要望しました。
20日は、県酒造組合の代表者らが県庁を訪れ、久慈浩介会長が達増知事に要望書を手渡しました。
県内では主食用米の高騰に伴い、酒米の価格も急激に高騰していて、久慈会長によるとおととしには1俵あたりおよそ1万4000円だったのが今年はおよそ2倍となる見込みです。
また主食用米のほうが高く売れると見越し、農家が酒米から主食用米へ作付け転換する動きも見られ、県内では酒米の供給が2割減る見込みです。
この現状を受け、久慈会長は、酒米の安定供給のため生産者を支援するよう県に求めました。
達増知事は「県内の酒蔵が酒米の確保に困ることがないよう必要な対策を講じる」と回答しました。