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モモ生産拡大へ 県が栽培勉強会開催【岩手・北上市】

温暖化の影響で県内でもモモの栽培の可能性が広がっています。生産拡大に向けた勉強会が北上市で開かれました。

この勉強会は県の農産園芸課が企画したもので、モモの生産に関心のある農家や市場関係者ら80人が参加しました。モモの栽培には1年の平均気温9℃以上が必要とされ、成熟期の日照時間が重要であることからこれまで県内では栽培が難しいとされてきましたが、県内の昨年度の平均気温は12.6℃に上昇しています。

勉強会では県農業研究センターの担当者からモモは指の跡がつきやすいため手のひらで支えながら収穫すると良いことなどが伝えられました。試食も行われ、参加者たちは食べ頃のモモとそうでないモモを食べ比べていました。

県は生産者の組織化の後押しなどをし、生産量の増加につなげたいとしています。