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「焼き場に立つ少年」ジョー・オダネル原爆写真展【岩手・盛岡市】
「焼き場に立つ少年」など終戦後の広島や長崎を写した写真展が始まりました。
写真を所有するのは盛岡市の男性です。ジョー・オダネルさんは終戦後にアメリカ軍のカメラマンとして来日し、広島や長崎の様子を撮影しました。26日から始まった写真展ではオダネルさんが撮影した25点の写真が展示されています。
「焼き場に立つ少年」は長崎で撮影されました。亡くなった弟を背負った少年が唇を噛みしめながら火葬の順番を待っているとされています。他にも長崎の爆心地を映した写真など原爆がもたらした悲劇を改めて知ることができます。
これらの写真を所有するのが、盛岡市在住の山崎真さん87歳です。30年以上前にアメリカを訪れた際、オダネルさんと出会いました。オダネルさんから写真を受け継いだ山崎さんはこれまで300カ所を超える学校や教会などで写真展や講演会を開いてきました。
「ジョー・オダネル原爆写真展」は8月31日まで行われています。