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進む人口減少への対策は テーマは地方に根強いアンコンシャス・バイアス【岩手・釜石市】
急激な人口減少が進む岩手県釜石市で、その対策について意見を出し合う討論会が開かれました。
県人口減少対策フォーラムには、達増知事や釜石市の小野共市長の他、企業の経営者などが参加し、パネルディスカッションが行われました。
テーマは「アンコンシャス・バイアス」です。
「無意識の思い込み」を意味する言葉で、例えば「男性は仕事、女性は家庭」などといった性別役割分担の固定概念などを指します。
特に地方に根強く残る考えで、若者や女性の県外流出の要因の一つとされています。
討論会の中で小野市長は、釜石が製鉄所の従業員など市外から多くの人を受け入れ発展してきたように、市の発展のためには固定概念や偏見をなくし、転入者を受け入れる社会をつくっていく必要性があると訴えました。
釜石市の人口はピーク時の9万2000人から現在は2万8000人あまりと、急激な人口減少が課題となっています。