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「米田浜津波堆積物」など 県文化財指定へ【岩手】
県文化財保護審議会は、巨大津波の痕跡を残す野田村の「米田浜津波堆積物」など新たに2件を県の文化財に指定するよう県教育委員会に答申しました。
「米田浜津波堆積物」は、野田村の十府ヶ浦海岸にあるおよそ6000年前から2011年の東日本大震災まで何度も巨大津波に襲われた痕跡を確認できる地層で、研究分野や防災教育での活用が期待されています。
また、沿岸から内陸に塩や海産物を運ぶ際に牛を連れた「牛方」が使った道具の数々「久慈地方の牛方関係資料」を有形民俗文化財に指定するよう答申しました。
ともに県教委の決定を経て12月上旬に県の文化財に指定される見通しで、2件が加わると県指定文化財はあわせて411件となります。