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県内交通死亡事故急増 DJポリスも登場 警察が事故防止呼びかけ【岩手・盛岡市】

 岩手県内では8月と9月あわせて11人が交通事故で死亡しています。この事態を受け、盛岡市内では事故防止の呼びかけや取り締まり活動が行われました。

 盛岡市三本柳の国道4号では、警察や交通指導隊らが事故防止を呼びかけた他、警察官が車両の上からマイクを使って広報を行いました。

 県警によりますと、今年に入ってからの交通事故による死亡者数は8月末時点で22人で去年の同じ時期に比べ4人増えています。

 このうち、8月1カ月だけで10人が死亡していて、県は「交通事故非常事態宣言」を出しています。

 また10日は、盛岡市内各地で一斉の取り締まり活動が行われ、このうち都南大橋では速度超過の交通違反を取り締まっていました。

 交通死亡事故が相次いだ要因について県警の加藤秀昭交通部長は「夏の暑さで注意力が低下したこともあると考えられるが、根本的な要因は当事者の運転の癖、安全意識や緊張感の欠落だ」としたうえで「日没が早まるこれからの時期は、横断歩行者と車の衝突事故が増加する傾向にあるため、ドライバーには安全確認を徹底して欲しい。」と呼びかけています。