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猛暑の影響は 街なかビオトープ 初めての夏を越えて【岩手・盛岡市】

 岩手県盛岡市の街なかに整備されたビオトープが初めての夏を越えました。連日の猛暑は、果たしてどんな影響を与えたんでしょうか。

 朝日新聞盛岡総局では、地域の環境調査を目的に生き物や植物が自然に生息できる空間、「ビオトープ」を局舎の屋上に設けています。

 去年11月から観察を続け迎えた初めての夏。連日の猛暑と少雨の影響で水位が下がり、一時は大量の藻が発生して水槽が濁るなど厳しい状況に見舞われていました。

 それでも水の入れ替えなどの手入れによって、植物は花を咲かせ、実をつけるなど力強い成長を見せています。

 一方、昆虫などの生き物はいるのでしょうか。

 12日は県立博物館の渡辺修二博士が訪れ、調査を行いました。

 期待されたトンボの幼虫は見つかりませんでしたが、小さな水生昆虫「ミズムシ」の生息が確認されました。

 盛岡総局では、街なかでの小さな自然の営みを随時紙面で紹介していくことにしています。