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大船渡市山火事 被害額39億4200万円に【岩手】
岩手県は大船渡市の山火事による農林水産業などの被害総額が、およそ39億4200万円に上ると発表しました。
山火事による被害については、大船渡市が4日の定例会見でおよそ29億5300万円と発表していましたが、16日開かれた県の推進本部会議では調査の結果、8月22日時点でおよそ39億4200万円に上ることが報告されました。
ダム施設や道路の反射板など公共土木施設への被害や森林が焼けたことで土砂災害の危険が高まった箇所の被害が加わったためとしています。
土砂災害の危険がある14カ所については治山ダムと砂防堰堤の設計が進んでいることも報告されました。
森林の再生については国の森林災害復旧事業の対象となる人工林1700ヘクタールのうち、現在、査定を終えたのは240ヘクタールに留まっていて、県は、大船渡市と協力しながら復旧を進めるとしています。