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猛暑で小ぶりも味わいは上品 特産品「二子さといも」出発式【岩手・北上市】

 岩手県北上市の特産品「二子さといも」の出発式が行われました。夏の猛暑の影響で小ぶりなものが多いものの、上品な味わいに仕上がったようです。

 北上市で行われた出発式には市の職員や生産者らおよそ60人が出席し、テープカットをして出荷を祝いました。

 二子さといもは、茎が黒みがかった全国的にも数少ない品種で強い粘りととろけるような柔らかい食感が特徴です。

 現在およそ120の農家が栽培しています。今年は異例の高温少雨による水不足の影響で小ぶりのものが多く、生育が遅れている畑もあるということです。

 それでも生産者の徹底した水管理などで例年と同じようなコク深い味わいに仕上がり、16日は1200キロが出荷されました。

 出発式の最後にはいものこ汁が振る舞われ、参加者は待ちに待った秋の味覚を楽しんでいました。

 出荷は11月末まで続く予定で、去年を上回る150トンの出荷、7000万円の販売をめざしています。