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震災身元不明者に関する相談会【岩手・岩泉町】
東日本大震災から14年半、いまだに身元がわかっていない人が岩手県内で47人います。その手がかりを求めて、岩手県岩泉町で初めての相談会が開かれました。
身元不明者の遺体や行方不明者の発見につなげようと開かれた相談会では、似顔絵や遺体発見時の着衣などの情報が公開されました。
県警によると県内では今も47人の身元がわかっていません。
岩泉警察署では震災15年を前に「一人でも多く家族のもとに帰してあげたい」と、今回初めて相談会を開きました。
またこの日は震災の記憶を伝える催しとして損傷した遺体の修復にあたった復元納棺師・笹原留似子さんによる講演会も行われました。
訪れた人は当時の証言に耳を傾け、記憶を風化させない大切さを改めて感じていました。