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岩手の伝統工芸にオーストリア職人が挑戦
大阪・関西万博に合わせたEUのプロジェクトで、オーストリアの靴職人が岩手の伝統工芸「裂き織」に挑戦しています。
岩手県庁を表敬訪問したのは、EUが進める「ARTISANAL INTELLIGENCE」プロジェクトの参加者で、オーストリアの靴職人マティアス・ウィンクラーさんです。
この取り組みは、ヨーロッパのアーティストや職人が日本各地で伝統技術を学びあらたな作品を生み出すもので、京都など5つの都市で実施されています。
ウィンクラーさんは、布を再利用する「裂き織」に以前から関心があり先月岩手を訪れました。
滝沢市の製造会社「Saccora Share Global」で石頭悦社長から技術を学びながら南部鉄器や漆など他の伝統工芸についても理解を深めています。
ウィンクラーさんは今後石頭社長と共同で裂き織を使った作品を制作し9月2日に京都で始まる「DESIGNWEEKKYOTO」に出展します。
さらに9月3日には大阪・関西万博で製作過程を追った映像が上映される予定です。