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紫波町でクマ 農園のブドウ15kgが食い荒らされる【岩手】

岩手県紫波町でクマによる被害が相次いでいます。

17日朝は農園で保管していたブドウが食い荒らされる被害が見つかり、警察は現場の状況からクマによる被害とみています。

被害があったのは紫波町佐比内のブドウ農園です。

午前7時20分ごろ、倉庫の外に置いてあったコンテナ5つ分、あわせておよそ15キロのブドウが食い荒らされているのを、農園関係者が見つけました。

警察などによりますと、周辺では9月に入ってすでに6件の被害が確認されています。

およそ850メートル離れた場所では住宅の敷地内にある小屋に3回クマが侵入し出荷前のブドウを食べられるケースもありました。

紫波町が罠を監視するために設置したカメラには、17日午前0時前、あたりを伺いながらゆっくりと近づいてくるクマの姿が写っていました。

こちらの住宅でも12日、小屋にクマが侵入しブドウを食べられたということです。

町は罠を3カ所に設置していますがこれまで捕獲には至っていません。

警察もパトロールを強化し警戒を呼びかけています。