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クマ「緊急銃猟」体育館に侵入想定し訓練【岩手・釜石市】

市街地でもクマに発砲できる「緊急銃猟」の制度が1日から始まったのを受け、関係機関やハンターによる対応訓練が釜石市で行われました。

県が初めて開催した訓練には県内の市町村や警察、猟友会などからおよそ80人が参加しました。釜石市の市街地でクマによる人身被害が発生し追い払いを試みたものの体育館に逃げ込んだという想定で、はじめに今月作成された市のマニュアルに沿って緊急銃猟を行うための計画が立てられました。

参加者たちはこのあと体育館に移動し、計画のもと住民の安全を確保した上でハンターがクマに向けて発砲するまでの流れや中止する際の手順などを確認しました。

県内ではクマによる被害が昨年度を上回るペースで推移していて今年4月から22日までに16件17人の人身被害が発生しています。

釜石市は22日の訓練で明らかになった課題をマニュアルに反映するということです。