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東日本大震災から14年半余 津波で流出した思い出の品返却会【岩手・盛岡市】

 東日本大震災の津波で流され、その後、発見された写真や置き物など「思い出の品」の返却会が岩手県盛岡市で開かれました。

 返却会は、陸前高田市の三陸アーカイブ減災センターが、震災の被災者が暮らす盛岡市南青山町の災害公営住宅で開きました。

 陸前高田市と大槌町、野田村で保管されている写真などをパソコンで閲覧でき、陸前高田市の分だけでも、あわせて約7万6400点がデータ化されています。

 三陸アーカイブ減災センターでは昨年度、およそ260枚の写真を持ち主に返却できた一方、国の交付金が今年度で終了する見通しのため来年度以降の活動費の確保が課題となっています。

 返却会は4日、盛岡市内丸にあるもりおか復興支援センターで開催されます。