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トイレで児童盗撮 小学校元教諭に執行猶予付き有罪判決【岩手・盛岡市】

 勤務していた小学校の女子トイレに侵入し、児童を盗撮した罪などに問われている元教諭に盛岡地方裁判所は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 性的姿態等撮影や児童買春、建造物侵入の罪などに問われているのは、元小学校教諭の早野広暉被告(24)です。早野被告は今年5月、当時勤務していた紫波町内の小学校の女子トイレに侵入し、個室にスマートフォンを設置して児童4人を撮影したほか、着替え中の児童の動画を所持していたとされています。

 15日の判決公判で盛岡地裁の小坂茂之裁判官は、「児童が安心して学べる環境を維持すべき立場であったのにその立場を悪用して盗撮行為に及んでいて厳しく非難されなければならない」と指摘しました。一方、「懲戒免職処分など相応の社会的制裁を受けていて、反省の態度を示している」などとして懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

 早野被告の弁護人は「控訴しない」と話しています。