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県内で交通死亡事故相次ぐ 県警・取り締まりのあり方検討【岩手】

 今年の岩手県内は交通死亡事故が相次ぎ、これまでに32人が犠牲となっています。県警は安全運転意識の欠落が要因として取り締まりのあり方などを検討するとしています。

 1月から21日までに県内で発生した交通事故による死者の数は、32人と去年の同じ時期と比べて9人多く、交通事故の件数も1231件と去年の同じ時期より186件増加しています。

 65歳以上の高齢ドライバーが占める交通事故の割合が過去5年で最も高くなっているということです。

 また、交通事故が増加している要因として県警は注意力や安全意識の欠落、自己中心的な運転が常態化していることを挙げています。

 県警の加藤秀昭交通部長は「警察の事故防止活動が安全運転の定着につながっておらず深刻に受け止めている」とした上で「これまでの各種活動の効果を検証し、広報啓発や取り締まりのあり方について検討と工夫を重ねたい」と話しています。