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宇宙を旅したシイタケ 宇宙ん子(そらんこ) 小学生が収穫体験【岩手・洋野町】

 宇宙を旅したシイタケの収穫を岩手県洋野町の子どもたちが体験しました。

 23日は洋野町種市の人工ほだ場で宇宙シイタケ「宇宙(そら)ん子(こ)」の収穫体験が行われました。

 このシイタケは、東日本大震災から10年の節目に実施された「東北復興宇宙ミッション」で、宇宙を旅した種菌から育てられました。

 4年前に宿戸小学校の児童たちが原木に種駒を打ち込む植菌体験を行っていて、今回はそのシイタケが成長し、収穫の時期を迎えました。

 今年は、秋ごろの寒さの影響でやや小ぶりになりましたが、子どもたちは、ほだ木から顔をのぞかせたシイタケを丁寧に収穫していました。

 収穫のあとは、その場で宇宙ん子を試食します。香ばしい香りが広がり、子どもたちは笑顔を見せていました。

 この取り組みを企画した洋野町役場では、今後も宇宙ん子の収穫体験を通して、子どもたちに一次産業への理解を深めてもらいたいとしています。