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56年の歴史に幕「盛岡ピカデリー」【岩手・盛岡市】
盛岡市の映画館通りで長年愛されてきた映画館「盛岡ピカデリー」が26日、半世紀に渡る歴史に幕を下ろしました。
盛岡市の中央通から映画館通りの入口に位置する盛岡ピカデリー。
どっしりとした座り心地の良い椅子や落ち着いて見られる昭和レトロな空間が長年親しまれてきました。
最後の上映日となった26日は父親からこの映画館を受け継いできた南部興行の小暮信人社長が、訪れた親子連れや映画ファンを見送っていました。
盛岡ピカデリーは1969年に開館して今年で56年。入居するビルの老朽化に伴う大規模な改修工事の影響でおよそ5カ月間上映ができなくなるとして、先月閉館が決まりました。
これで映画館通りは、中央映画劇場と南部興行が運営する盛岡ルミエール1と2の合わせて3スクリーンのみとなります。
そして閉館前、最後の作品の上映を迎えました。小暮社長は閉館を惜しむ観客を前にこれまでの感謝の思いを伝えました。
上映が終わると劇場内は拍手に包まれ、名残惜しそうに写真を撮ったり思い出に浸る人たちの姿がありました。








