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県市長会が知事へクマ対策強化求める【岩手】

クマの被害が相次ぐなか、県内14の市でつくる県市長会が、県に対し対策の強化や財政支援を求めました。

27日は県市長会の関係者が県庁を訪れ、来年度の県予算や施策に関する提言書を達増知事に手渡しました。提言は各市の提案をまとめた7項目です。

このうちクマへの対応について、北上市の八重樫浩文市長は、市職員だけでは対応に限界があるとして県に専門的な支援を求めました。県市長会では、クマ被害対策に特化した専門部署の設置なども提案しています。これをに対し達増知事は「山や生態に詳しいハンターや獣医との協力関係を軸にしながら、対策を組み立てていく必要がある」と述べました。そのうえで、国からの支援を受けながら県と市町村、専門家が連携して住民の安全と農業被害の軽減に取り組む考えを示しました。