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市がクマ対策を強化へ【岩手・盛岡市】

盛岡市の中心部でもクマの出没が相次ぐ中、内舘市長は吹き矢による捕獲が出来る獣医師の確保に向け対策を進めていることを定例会見で明らかにしました。

盛岡市では人通りの多い市役所周辺や市街地でクマの出没が相次ぎ、吹き矢で麻酔を打って捕獲する対応が複数回行われています。盛岡市によりますと、麻酔を調合するには県の認可が必要で、県内で資格を持つのは現在、盛岡市動物公園ZOOMOの獣医師1人に限られているということです。

内舘市長は人員の確保に向け、県市長会の会長として国に態勢強化を要望したほか県やZOOMOなどとも調整を進めていると述べました。また、緊急銃猟に備え、国の交付金の申請を先月27日に行っていて、交付が決まり次第、猟友会との委託連携や保険手続きを急ぐとしています。