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見える110番「映像通報システム」活用 ショッピングモールで不審者対処訓練【岩手・盛岡市】

 買い物客が増えるクリスマスや年末年始を前に、岩手県盛岡市のショッピングモールで刃物を持った不審者に対処する訓練が行われました。

 盛岡市前潟のイオンモール盛岡では、刃物を持った不審者が突然暴れ出す想定で訓練が行われ、およそ20人が参加しました。

 警察官が到着するまでの間、さすまたを持った警備員らが不審者と慎重に一定の距離を取りながら、対応にあたります。

 従業員は110番通報したあと、おととしから全国一斉に運用が始まっている映像をリアルタイムで伝える「110番映像通報システム」を活用、現場の状況を速やかに警察に連絡します。

 その後、駆けつけた警察官も加わって徐々に不審者を追い詰め、身柄を確保しました。

 110番映像通報システムは、去年1年間、県内で1028件の利用があったということです。

 参加者たちは緊迫した状況の中でも落ち着いた行動を心掛けながら、一連の対応手順を確認していました。