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鳥インフルエンザに備え埋却訓練 防疫措置の手順を確認【岩手・滝沢市】

 鳥インフルエンザの発生に備え、埋却作業に携わる建設会社の従業員らが、岩手県滝沢市で訓練を行いました。

 訓練には、県が協定を結ぶ県建設業協会の会員企業の従業員らおよそ60人が参加し、はじめに県中央家畜保健衛生所の獣医師から防護服や手袋、長靴などの着用について指導を受けました。

 県内では今年1月、盛岡市4カ所と軽米町1カ所の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが相次いで発生しました。

 処分されたニワトリは、盛岡市だけでもあわせて118万羽にのぼり、その埋却作業には建設会社46社からのべ1200人が、8時間3交代の24時間体制であたったということです。

 訓練の会場には実際より1メートル浅い深さの3メートルの穴や重機が用意され、参加者たちは、ブルーシートや石灰を使って行われる作業の流れを確認していました。

 全国では10月以降、北海道と新潟で鳥インフルエンザの発生が確認されています。