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インフルエンザ流行警報発表 感染対策を 県全体30.24人 休業措置相次ぐ【岩手】

 岩手県内でインフルエンザの感染状況が基準値を超え、本格的な流行状態となったとして県が警報を出しました。去年より1カ月以上早く猛威を振るっています。

 県感染症情報センターによりますと、9日までの1週間に報告された1定点医療機関あたりのインフルエンザの感染者は、県全体で30.24人と前の週を12.57人上回り、警報の基準値の30人を超えました。

 保健所管内別では奥州が最も多い76.25人、次いで中部47人、県央39.75人、一関34.67人となっています。

 大船渡は警報レベルに迫る28人で盛岡市は23.78人と前の週の倍以上となりました。

 今シーズン、インフルエンザによる県内の学校や幼稚園などの休業措置はのべ120件にのぼっていて、昨シーズンの同じ時期3件をはるかに上回っています。

 県は手洗いやマスクの着用、部屋の換気の他に、十分な栄養や睡眠といった体調管理、症状がある場合には無理して学校や職場などに行かず休養するなど、感染対策や感染拡大防止に協力を呼びかけています。