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花巻空港にクマ 八幡平市では散歩中の男性がクマに襲われけが 盛岡市中心部でも目撃相次ぐ【岩手】

 12日午後、岩手県花巻市の花巻空港の敷地内に子グマが出没し、一時滑走路が閉鎖されました。クマはその後、捕獲されています。また八幡平市で、散歩中の男性が熊に襲われけがをした他、盛岡市内でも目撃が相次ぎました。

 午前1時すぎの花巻空港の西側駐機場です。

 画面下から現れたのは子グマ。空港によると、このあと敷地内を東側に歩いていったということです。

 クマの出没に伴い、花巻空港は直後の午後1時10分から滑走路を閉鎖、午後2時半に閉鎖は解除されましたが、伊丹便と福岡便の合わせて2便に遅れが出ました。

 そして午後3時半ごろ、クマは空港からほど近い国道わきの側溝にいるところを捕獲されました。

 花巻空港でクマの出没が確認されたのは、今回が初めてです。

 一方、12日午前6時ごろ岩手県八幡平市野駄で、会社員の斉藤伸吾さんが犬の散歩をしていたところ、近くの田んぼに親子と見られるクマ2頭がいるのを目撃しました。

 その直後、親と見られるクマが走り寄ってきて、斉藤さんに襲いかかったということです。

 斉藤さんは頭を引っかかれたほか腕や脚をかまれましたが、自力で帰宅し警察に通報しました。

 会話は可能で、命に別状はないということです。

 現場を訪れた地元猟友会の男性です。

 今年は山にエサが少なく、里に降りてくる親子グマが多いということです。

 12日はこの他、正午前には盛岡市の南大橋たもとの河川敷を移動する成獣1頭が目撃されました。

 また未明から12日朝にかけては、山岸や加賀野、中央通などでも目撃が相次ぎ、市や警察が注意を呼びかけています。