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警察官がライフル銃使用可能に クマ駆除対応プロジェクトチーム始動 増田県警本部長が運用方法と手順を県に説明【岩手】
13日から警察官がライフル銃を使用してクマの駆除が可能となったことを受け、任務にあたるプロジェクトチームの出動式が行われました。
出動式には、クマ駆除対応プロジェクトチームの8人や県警察本部の関係者が参加しました。
相次ぐクマの出没を受け、国家公安委員会の規則が改正され、13日から警察官がライフル銃を使ってクマの駆除が可能になったことから県警はクマの駆除に対応するプロジェクトチームを発足させました。
県警察本部の藤林隆博生活安全部長は県民の大きな期待と関心が寄せられているとして、チームの一員に向けて訓示しました。
プロジェクトチームは県外・県内機動隊員が2班に分かれ、訓練を行いながら、市町村や猟友会と連携して県内2カ所を拠点にして活動します。
一方、県警察本部の増田武志本部長が県庁を訪れ、市街地にクマが出没した際の警察部隊の運用方法やその手順について、八重樫幸治副知事に説明しました。
県警によりますと、市街地など県民の生活圏でクマ被害事案が発生した際、緊急銃猟や箱わなによるクマの駆除が行われるかどうか不明な場合や猟友会員の確保ができない場合に、市町村長と調整のうえ警察の部隊が出動します。
県内のクマによる人身被害は12日時点で36件37人、このうち亡くなった人は過去最多の5人で、増田本部長は現状について「地域住民の安心安全を脅かす深刻な事態になっている」と話しました。







