IAT 岩手朝日テレビ

　岩手県盛岡市に本店を置く３つの地銀の中間決算が出そろいました。岩手銀行と東北銀行が増収増益、北日本銀行が増収減益です。岩手銀行は２期連続の増収増益です。

　企業の売上高にあたる経常収益は１月に日銀が政策金利を引き上げた影響などから貸出金利息が増加し、前年の同じ時期より３６．４％増え２９０億８０００万円、中間純利益は２４．４％増え４２億８３００万円となりました。

　また、通期純利益は年度内に再び日銀の利上げが行われることなどを予想し８２億円に上方修正しています。

　北日本銀行は２０２３年９月期以来２期ぶりの増収減益です。

　経常収益は住宅ローンなどによる貸出金利息が増加し前年の同じ時期より１５．３％増え１３０億６９００万円、中間純利益は法人税の増加などにより６．９％減少し２０億８７００万円となりました。

　一方、通期純利益は有価証券利息の配当金が予想を上回る見込みで３９億円に上方修正しています。

　東北銀行は２０２１年９月期以来４期ぶりの増収増益です。

　経常収益は貸出金利息や有価証券利息の配当金などが増加し、前年の同じ時期より２０％増え７８億８８００万円、中間純利益は貸し倒れなどの損失に備える与信関係費用が減少したことで７０．８％増え１１億６２００万円となりました。

　通期純利益は１６億円の見込みです。