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大船渡市林野火災 復旧・復興推進本部会議【岩手】

大船渡市の大規模な山火事からの復旧を進める会議が開かれ、被災地に設置した治山・砂防の応急施設が豪雨で発生した土石流を防いでいたことが報告されました。

県庁で開かれた会議には達増知事らが出席し、大船渡市の山火事の被害状況と復旧・復興に向けた対応を確認しました。このうち森林保護と土砂災害防止のため応急的に設置した治山・砂防施設は、先月31日から翌日の豪雨で発生した土石流を、29カ所のうち15カ所で食い止めたと報告されました。

また被害木の強度試験では、健全な木とほぼ同じ強度が確認され、JR盛岡駅で来年度中に装飾として活用される事例も紹介されました。

達増知事は「豪雨を被害なく乗り越えられて大変良かった」と述べ、被害状況を把握しながら、被害木の活用を進めるよう呼びかけました。