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岩手山入山規制緩和へ安全対策案 巡回や救助訓練など実施へ【岩手・盛岡市】

 岩手山の火山防災について話し合う会議が岩手県盛岡市で開かれ、入山規制の一部緩和に向けた安全対策案が示されました。

 岩手山は、去年10月から噴火警戒レベル2が続いていて、すべての登山口からの立ち入りが禁止されていますが、火山活動が落ち着き始めていることから、来年7月1日の山開きを念頭に東側の「馬返し」など4つの登山口からの入山規制を緩和する見通しです。

 20日は有識者や関係機関で組織する岩手山火山防災協議会が非公開で会議を開き、規制を緩和する際の安全対策について話し合いました。

 この中では、東側の規制解除後も山の西側へは立ち入らないよう県や関係市町のほか警察、山岳協会で協力して巡回を行うことや、火山活動が活発化したことを想定した救助訓練を行うなどの案が示されました。

 対策案は12月開かれる協議会で承認される予定です。