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山火事被災地に防火水槽【岩手・大船渡市】
大船渡市で発生した大規模な山火事を受け、被災地に新たに設置された防火水槽を活用した訓練が行われました。
防火水槽は、盛岡市に本社をおく小山田工業所が大船渡市に寄贈したもので、25日、大船渡消防署の新沼晃署長に引渡書が手渡されました。設置された三陸町綾里の八ヶ森トンネル周辺では、2月に大規模な山火事が発生した当時水源がなく消火活動が難航しました。
この防火水槽には40トンの水を貯めることができ、1台の消防車からおよそ2時間40分の放水が可能になるということです。隣接する山林で火災が発生した想定で行われた訓練では、消防職員がホースを使って防火水槽から実際に給水し、消火活動をする動きを確認していました。
市は同様の防火水槽を赤崎町清水地区にも設置する予定で、今年度内の完成を目指しています。







