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釜石市の市街地にクマ 県内2例目の緊急銃猟で駆除【岩手・釜石市】

 26日朝、岩手県釜石市の市街地にクマ1頭が現れました。5時間以上居座ったことから市が緊急銃猟を実施し、クマは駆除されました。県内2例目の緊急銃猟です。

 午前7時20分ごろ、釜石市鈴子町にある雨水ポンプ場北側の木にクマ1頭がいると市役所に通報がありました。

 警察と市役所の担当者が確認したところ、釜石駅の近く、線路沿いの木に体長1メートルほどのクマ1頭が登っているのが見つかりました。

 クマは長時間木の周辺にどまり、設置されたわなにもかからなかったため、市は午後0時半に緊急銃猟の実施を決定しました。

 そして午後1時ごろ、しかしクマは別の高い木に移動してしまいます。

 市と猟友会は追い払い用の花火でクマを木から下ろそうとしますが、なかなかうまく行きません。

 緊急銃猟による発砲はあわせて3発行われ、午後2時ごろクマは動かなくなったことが確認されたあと、箱わなに入れて搬送されました。

 市によりますと、駆除されたのは体長120cm体重80kgのメスの成獣です。

 県内で緊急銃猟が行われたのは、11月20日の洋野町に続いて2例目です。