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市が「麻酔捕獲者7人確保」方針【岩手・盛岡市】

盛岡市でクマの出没が相次ぐ中、市は麻酔の吹き矢で捕獲にあたる獣医師ら7人を、新たに養成する方針を明らかにしました。

2日の定例会見で内舘茂市長は、今年度の市内でのクマの出没が、先月末の時点で625件、捕獲されたクマは122頭に上り、いずれも過去最多だった2023年度の数を更新したと報告しました。

こうした状況を受け、市は麻酔で捕獲する体制を整えるため、市職員の獣医師6人と公衆衛生医師1人、あわせて7人を麻酔の吹き矢を扱う捕獲者として確保する方針です。市はすでに県に対し麻酔を調合できる資格の免許申請を行っていて、来月には資格を取得できる見通しだとしています。

資格取得後は出没状況に応じ市内で麻酔による捕獲に対応していく方針です。