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県内最大震度5強 津波を観測 「後発地震注意情報」初の発表【岩手】

8日夜、青森県で最大震度6強を観測する地震がありました。気象庁は今回の地震について「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を運用開始以降初めて発表しました。

震源は青森県東方沖で、地震の規模を示すマグニチュードは7.5と推定されています。県内では軽米町と一戸町で震度5強を観測したほか、広い範囲で震度5弱から震度3を観測しました。

この地震で県内では大槌町の90代男性が避難所内で転倒してけがをするなど、3人が軽いけがをしました。また県内では9日午前1時9分に久慈港で70センチの津波が観測されるなどしています。県内に出された津波警報は2時45分に津波注意報に切り替わり、6時20分にすべて解除されました。

東北新幹線は朝から盛岡と新青森駅間の上下で運転見合わせとなっていますが、午後3時ごろに運転再開を見込んでいます。

また今回の地震で気象庁と内閣府は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を2022年の運用開始以降初めて発表しました。県内23市町村が対象で、内閣府は地震や津波が起きた際にすぐ避難できる準備をしておくよう呼びかけています。期間は16日午前0時まです。

県は9日朝、災害対策本部員会議を開き、安全な避難場所と経路の確認や避難準備を整えた上で、社会経済活動を継続するよう住民に呼びかけることを確認しています。