NEWS / 県内ニュース

津波の語り部 田畑ヨシさん制作 紙芝居「つなみ」宮古市に寄贈【岩手・宮古市】

 岩手県宮古市田老出身で、2018年に亡くなった津波の語り部田畑ヨシさんが、津波の恐ろしさを伝えようと生前読み聞かせに使ってきた紙芝居が市に贈られました。

 10日は、田畑ヨシさんの長女高橋恵美子さんが宮古市役所を訪れ、紙芝居「つなみ」を中村尚道市長に手渡しました。

 宮古市田老出身の田畑さんは1933年に発生した昭和三陸大津波で被災した経験を元に紙芝居「つなみ」を制作し、長年読み聞かせを行ってきました。

 東日本大震災でも被災しましたが、読み聞かせを続け2018年に93歳で亡くなりました。

 10日は娘の高橋さんが母ヨシさんへの思いを語りました。

 紙芝居「つなみ」は今後宮古市災害資料伝承館が所蔵し、展示などの活用を検討するということです。