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「後発地震注意情報」1週間 地震の影響続く【岩手】

青森県東方沖を震源とする地震から15日で1週間です。

地震への備えを呼びかける「後発地震注意情報」の対象期間は16日午前0時までですが、気象台は巨大地震の可能性が無くなるわけではないとして備えを継続するよう呼びかけています。

八戸線は8日の地震で一部の高架橋に被害が確認されたことから、久慈駅と八戸駅の間の全線で運休が続いています。再開の見通しは立っていません。8日深夜に発生した地震。県内では震度5強が観測されたほか、久慈港では70センチの津波が観測されました。12日昼前にも県内で最大震度4を観測する地震が発生し、一時、津波注意報が出されました。

8日の地震を受け、気象庁は巨大地震の可能性が高まっているとして「後発地震注意情報」を発表しています。地震や津波への防災対応を呼びかけるもので、日頃の備えの再確認やすぐ避難できる準備を求めています。県内では、沿岸12市町村のほか盛岡市や矢巾町など内陸を含む、23の市町村が対象です。

呼びかけの対象は16日午前0時までですが、盛岡地方気象台は「世界的な事例を見ても1週間以上経過した後に巨大地震が発生した事例はあるので、引き続き備えを続けてほしい」また「冬の避難は低体温症のリスクがあるので、防寒着やカイロなど寒さへの備えもしてほしい」としています。