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過去最大規模 物価高対策・クマ対策など 総額477億円 県補正予算案提出へ【岩手】

 岩手県が過去最大規模となる補正予算案を公表しました。総額477億円で、物価高対策に加えクマ被害対策が盛り込まれています。

 県が17日明らかにした新たな補正予算案には、物価高の影響を受ける生活者や事業者を支える経費や過去最悪となっているクマ被害の対策に必要な費用などが計上されています。

 総額は477億円で過去最大規模です。

 物価高騰による県立学校の給食費の値上げ分を支援するほか、清酒製造業者の原材料となる県産酒米の価格高騰分を一部支援する経費として、1億6200万円。

 水産加工業者に対するサケやスルメイカなどの原材料の高騰に伴う調達経費の支援として1億2800万円が盛り込まれています。

 クマ対策には2億2900万円が計上され、ガバメントハンターを任用する経費や緩衝帯の整備、県立学校にクマ避けスプレーを配備する費用などが盛り込まれています。

 補正予算案は24日の県議会12月臨時会に提出されます。