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町家のひなまつり始まる【岩手・遠野市】

来月3日の桃の節句を前に「遠野町家のひなまつり」が20日から始まりました。町なかを巡りながら、時代を超えて守られてきたひな人形を楽しむことができます。

このイベントは店や家庭で代々受け継がれてきたひな人形を多くの人に見てもらおうと、遠野商工会が毎年開いています。ひな人形は、かつて城下町として栄えた市内の商店街で、のれんがかかった32カ所の店内に飾られています。

このうち衣服などを扱う「神田屋」では、大正時代に東京の商人から買い求めて揃えたという小ぶりの人形がずらりと並びます。赤い敷物は、1933年の三陸大津波で当時釜石市にあった支店が被災した際に海軍から贈られた救援物資で、100年近く守られています。

和菓子の老舗、まつだ松林堂には「江戸古今雛」と呼ばれる、江戸時代後期の人形が飾られています。他にも100体以上の人形がありましたが、5年前の火災で失われ、この2体だけが無事だったということです。

遠野町家のひなまつりは来月5日まで開催されています。