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世界初 赤ちゃんの鼓動感じる面会システム【岩手】
入院中の赤ちゃんの鼓動を離れた場所にいる家族が感じることができる、世界初のある画期的な面会システムの開発が県内で進んでいます。
面会で使用されるデバイスは直径およそ16センチ、重さおよそ400グラムで、赤ちゃんの映像や声と離れた場所にいる家族の声をオンラインで双方に届けます。
早産によって1000グラム未満の体重や28週未満で生まれた赤ちゃんは、新生児集中治療室(NICU)で3カ月から1年以上入院することがあります。このため、面会に通う家族の負担を減らし赤ちゃんとのつながりを強く持ってもらおうと、NTT東日本岩手支店と岩手医科大学、県、北上済生会病院が連携し、おととしから新たな面会の仕組みに取り組んできました。
面会システムには、触感などの身体情報を離れた場所にいる相手に伝えるNTTの技術が活用されています。心電図から得た赤ちゃんの心臓の動きを「トクン、トクン」という心音のモデル音に変換させることで、リアルタイムの赤ちゃんの心臓の鼓動を伝えるのが特徴です。
先月から4家族を対象に遠隔での実証も始まり、この日は岩手医科大学付属病院のNICUにいる生後1カ月の赤ちゃんと、北上済生会病院に出向いた家族が面会しました。
これまで、保育器越しでの対面しかできず、赤ちゃんに触れることができずにいた両親は、我が子の心臓の鼓動に触れながら自分たちの声に反応する様子をじっと見守っていました。またこれまで年齢制限によって面会できず、今回初めて赤ちゃんを見ることができたという幼い兄たちはデバイスを通して何度も話しかけていました。
NTTによりますと、最終的には自宅でのオンライン面会を目指していて、2、3年後をめどに全国で商品化される見通しです。







