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「ネコがごはんを残す理由」を岩手大が解明 論文を発表【岩手】

岩手大学農学部の研究グループが、ネコの食欲と匂いとの関係について明らかにする論文を初めて発表しました。

ネコは野生時代の生活様式から少量ずつ複数回に分けて食べる傾向がありますが、途中で食べ残す理由はこれまで明らかにされていませんでした。

岩手大学農学部の宮崎雅雄教授の研究グループは、2023年からおよそ3年間実験し、ネコがエサを残すのは満腹になったからだけでなく「匂い」が深く関係している、と結論づけました。

オランダの科学雑誌に掲載された教授らの論文によりますと、12匹のネコを対象に10分置きにエサを与える実験をした結果、同じエサを与え続けるより別のエサに変えた方が摂取量が増えました。また、別のエサを食べさせなくてもその匂いを嗅がせるだけで摂取量が増えました。

この結果から、ネコはエサを食べる際、嗅覚・匂いへの反応が出やすく生理的な満腹感だけでなく、エサの匂いに飽きると食欲が低下することが実証されたといいます。

宮崎教授は、他の動物や人間の食欲に関する研究にも発展させたい考えです。