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イラン情勢でナフサ不足 県内の影響は【岩手】

中東情勢の緊迫が影を落としています。原油を元に作られる「ナフサ」が不足している影響により、県内でも様々な物が供給しづらくなる事態へと発展していて、現場からは不安の声も聞かれます。

盛岡市内で包装資材の販売を行うこのお店。店では1万種類以上の商品を扱っていますが、その半数で入荷の制限や遅れなど供給が不安定になっているということです。

原因となっているのが原油から精製される液体「ナフサ」。プラスチックやビニール製品などを作るための原料になっています。

東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、原油の輸入を中東に依存していることからナフサが不足傾向にあると分析していて、こうした中、店では関係する商品の販売数を制限するといった対応を行っています。

ナフサ不足の影響は医療の現場にも広がっています。治療で麻酔を行う際に欠かせない注射針。こちらの歯科医院では1日に30本近く消費しますが、今月に入ってから入荷がなく、あと2週間分ほどしか残っていないといいます。この歯科医院によりますと、歯磨き粉も入荷制限が通達されているといいます。

ナフサ由来の製品は今回はプラスチック製品を中心に紹介しましたが、他にも塗料や電子部品など関係する商品は多岐にわたります。東京商工リサーチの調査によりますと、中東情勢の影響について県内企業の8割以上がマイナスの影響が出ると回答しています。

また、自治体の一部では、指定ごみ袋の供給に影響が出ているといいます。紫波町では11日から市販されている透明、半透明の袋でも燃えるごみを出せる臨時の措置を始めました。