クマ対策 県町村会が緊急要望 スクールバスに撃退用のスプレーも【岩手】
クマによる人身被害や人里への出没が相次いでいることを受け、県内の町と村でつくる町村会は県に対し個体数の管理などを強く求める緊急の要望書を提出しました。
県町村会の会長を務める鈴木重男葛巻町長らは午後、佐々木淳副知事と面会し、緊急の要望書を手渡しました。
クマの個体数の管理を進め、緩衝帯や電気柵を設置して出没を防ぐことや、緊急銃猟や捕獲のための財政支援、緊急時に免許無しでわなが設置できるよう国に働きかけることなどを求めています。また、クマの捕獲をめぐっては町や村に過剰な苦情が寄せられているということです。佐々木副知事は来月の政府予算要望の際に国に伝える考えを示しました。
そして岩泉町ではクマ対策の一環として、児童や生徒が登下校の際に利用するスクールバスにクマ撃退用のスプレーが配備されています。
町内では、学校周辺でクマの目撃情報が寄せられていて、去年、町内全ての子どもにクマ鈴を配布しています。スプレーの配備は、スクールバスの運行事業者と町長の意見交換会の中であった意見がもとになっていて、学校に通う子をクマ被害から守ろうと実現しました。
小川小学校では、児童たちが鈴の音を響かせながらクマ撃退用スプレーが配備されたバスに乗り込んでいました。
クマ撃退用スプレーは、岩泉町内7校の小中学生が利用するすべてのスクールバス16台に備えられています。