住宅地商業地ともに下落 地価調査結果【岩手】

今年度の県の地価調査の結果が公表されました。住宅地の平均変動率が3年連続で下落しました。県は、不動産鑑定士による鑑定を踏まえ基準値の標準価格を判定しています。今年度は県内354地点が対象となりました。住宅地では盛岡市など72地点で価格が上昇したものの県全体の平均変動率はマイナス0.7%と3年連続で下落しました。人口減少が進む県北部や沿岸の下落に加え、県央・都市部でも建築費の高騰を背景に住宅の着工数が減少していることなどが要因となっています。価格が最も上がったのは、3年連続で盛岡市永井18地割で上昇率は5.1%でした。岩手飯岡駅の改修で利便性が上がったことや価格が高騰している周辺地区より割安であることから需要が高まっているとみられています。一方、最も下落したのは大槌町吉里吉里1丁目で人口減少に加え4月に発生した大規模な山火事の影響で土砂災害の危険性があると評価され4.3%下落しました。商業地の平均変動率は、県全体でマイナス0.9%と33年連続の下落です。人口減少や後継者不足に加え建設資材の高騰などが要因と見られています。最も価格が上昇したのは、3年連続で盛岡市盛岡駅前通437番で新幹線の停車駅という立地を背景にインバウンドの増加やホテルの新規投資などがあり9.4%上昇しました。