★Jチャンいわて(3/26放送分)
子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。
今週は、春休みに親子で行きたい学びのスポットで
今から2000年以上前、縄文時代の暮らしについて紹介します。
教えてくれるのは、
盛岡市・遺跡の学び館の山野友海(やまのともみ)さんです。
きょうは「縄文人の道具」についてです。
食べるために煮るといった行為が、土器の登場により可能になりました。
さらに木の実やなんかをたくさん採って冬の間は蓄えておかなければ
いけませんので、そういったものを蓄えておく土器もあったようです。
縄文時代の最初の頃になりますと、底がとがった土器が見られます。
煮炊きをする際にとがった底の部分をほんの少し地面に埋めて、
周りから火を焚くとかなり早く水が沸くんだそうです。
ただ、使い難かったのか、作りにくかったのか分かりませんが、
底はいずれ平らなものになっていきます。
また、「土偶(どぐう)」というで作られた人形も遺跡から見つかることがあります。
よく壊れて出てくる場合が多いので、
例えば、どこか腕をケガしたら土偶の腕を壊して
自分の変わりになってもらって、ケガが早く治りますようにといった
“おまじない”のような意味合いで使われたのではないか、
と考えられることもあります。
一方、「石」でできた道具には、どんなものがあったのでしょうか?
石の出っ張った部分にひもをくくって、首か腰か下げて使う携帯用のナイフや、
石皿とすり石、例えば木の実を叩いてすりつぶすといった風に使われた道具も
あったようですよ。