こども園誤嚥事故 事故検証委員会「因果関係確認されず」【岩手・北上市】
岩手県北上市の認定こども園で1歳の園児が給食を誤嚥し寝たきりとなった事故についてです。
市が設置した検証委員会は園の対応と事故に因果関係は確認されなかったとする報告書を提出しました。
北上市に住む羽藤凰ちゃんは1歳だった2023年6月、通っていた北上市内の認定こども園で輪切りにされた給食のバナナを誤嚥しました。
窒息で低酸素脳症となりいまも寝たきりの状態が続いています。
こども園を所管する北上市は事故から2年たった去年第三者による事故検証委員会を設置。
29日は報告書が、八重樫浩文市長に提出されました。
報告書によると基礎疾患の検査で凰ちゃんに異常は見当たらず、園が提供したバナナの輪切りも事故前には問題なく食べていたことから、過剰な大きさだったとは言い切れないとして園側の対応と事故との間に明確な因果関係は確認されず要因の特定には至らなかったと結論づけました。
一方課題として、凰ちゃんが事故の3週間前に自宅でご飯を詰まらせ救急搬送されたあと食事の注意点に関する保護者と園のやりとりが口頭のみで行われていたことを挙げ、双方で確実に情報共有がされる連絡手段の構築を提言しました。
報告書の提出を受け先ほど凰ちゃんの家族が取材に応じました。
北上市は報告書を29日中に所管する全ての保育園やこども園に共有することにしています。