クマの人里侵入を防ぐ 滝沢市で「緩衝林帯」整備作業を公開【岩手・滝沢市】
まもなく秋本番、クマの被害が増える時期を迎えます。この対策の一つ、人とクマの生活圏を分ける「緩衝林帯」の整備作業が、滝沢市で報道関係者に公開されました。東北森林管理局は、政府が策定したクマ被害対策パッケージの一環として、今年度から人とクマの生活圏を分ける「緩衝林帯」の整備を進めています。7日は、県道沿いにある滝沢市内の国有林で、やぶを払い見通しを良くする作業が県内で初めて報道関係者に公開されました。県によりますと、昨年度、クマに襲われ死亡した人は、1993年の統計開始以降最も多い5人で、今年度もすでに3人が亡くなっています。現場では、国から委託を受けた作業員たちが、刈払い機を使って、生い茂った草木やツルを丁寧に刈り取っていきました。草木を取り除き見通しを良くすることで、クマが下りて来にくくなるほか、近くに現れた場合でも、発見しやすくなる効果が期待されています。東北森林管理局は、今年度末までに県内でおよそ6ヘクタールの緩衝林帯を整備する予定です。