7月のある朝、小学生の娘のすすり泣く声で目が覚めた。
転勤で盛岡に戻ってすぐに飼い始めたハムスターが
2年7カ月の天寿を全うしたようである・・・。
娘は世話を頑張ったこともあり、悲しすぎてどうしようもない、
もう涙が止まらないのである・・・。
飼い始めは、娘の世話ぶりも微妙ではあったが、週に一度の掃除は
約束事で、少ないお小遣いを投入して遊具を買い与えたり、
あるときにはアスレチック系の遊具を段ボールで自作するほど、可愛がっていた。
小動物を飼うことは、私も妻も小学生以来?
私自身、若干癒されていたこともあり、その横たわるハムスターの姿に
寂しさを覚えてしまった・・・。
ペットを飼うと必ず別れが付きものだ。
自分を振り返っても、嫌な思い出は何故か無く、いい思い出しか
残っていないモノである。娘の今後もいろいろな生き物と接するだろう。
楽しいことや悲しいことを覚え、その思い出をもって大人になるのだろうと
久しぶりに親としての実感を覚えた瞬間であった。
現在、3代目のハムスターが、我が家にいる。
さぁ、どんな思い出ができるのだろうか・・・